どいキッズクリニック|舞鶴市浜の小児科・循環器小児科・アレルギー科

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10~11月のお知らせ


10月、11月は市の4か月検診はありません。10月13日は一日休診をいただきましたが、これは私の小学校のクラス会がコロナも終わったしということで久しぶりにあったので参加してきました。私は丹後の田舎の出身で、団塊の世代でも同級生は全部で60人で、そのうち近畿在住の20人ほどが参加しました。何せ小学校からのお付き合いですので、この歳になってもみんな苗字ではなく下の名前で・・・くん、・・・さん、または・・・・ちゃんというふうに呼ぶわけでこれはとても新鮮な経験でした。久しぶりに大変楽しい充実した時間を持つことができました。

10月2日からインフルエンザワクチンの接種を開始しています。情報ではワクチンは十分あるということですが、クリニックの力量としてはなかなか皆さんのご希望にすべて添えるとこいうことはなかなか困難なところでもあると実感しています。また、診療の面でも早めに受付を終了することが多くなっていて心苦しく思っていますが、一つのクリニックが診療できる人数にはおのずから限度があります。どうかご寛恕ください。このように発熱の子供さんが多いのはもちろんこの間アデノウイルス感染症の爆発的な流行があり、コロナもまだくすぶっている状況でありそれにインフルエンザがのっかってということがあります。しかしその本当の原因はこの3年間全く通常みられる(予防接種がない)感染症の流行がなく子供たちの免疫の低下が想像以上にひどいものになっていたということです。いつもと変りない日常がいかに大切でかけがえのないものかということを改めて実感します。

また今年は夏が極めて暑く、それが最近は朝晩はむしろ寒いくらいと急激な変化で、そのため鼻・のどの具合が悪い子供さんが多くみられます。もちろん大人もですが。テレビなどでは温度差アレルギーという言い方が多いようですが、鼻の症状に対しては血管運動性鼻炎というのが医学的に正しい呼称です。その他咳がひどく喘息と全く同じ症状が出ることもしばしばです。いずれにせよ治療は喘息やアレルギー性鼻炎と全く同じですが、結構症状がしつこく続くことが多いようです。



それはともかく・・・

10月のお知らせがないということを、不審に思われた方もおられることと思います。実は重大なお知らせがあります。私も今年8月に76歳となり、これはいわゆる喜寿ということになります。さすがに、私もこのままクリニックを続けていくことは困難であることを実感するようになりました。そろそろこの時点で院長というところからの引退をさせていただくことを決意した次第です。ただ舞鶴の小児医療を守るという観点から考えると、なかなかこれでおしまいというようなことはできません。そんなことで、今年になってからクリニックを継承してくれる小児科医師を探していたのですが、ようやくこのほど急転直下契約が成立し、私は今年いっぱいで院長をやめて来年一月からは奈良の天理病院の小児科部長であった土井拓先生にこのクリニックの業務を引き継いていただくことになりました。土井先生は現在土曜日の診療をしてくれています。またスタッフは続けて勤務してくれる予定です。土井先生は西舞鶴高校出身ですので、故郷に戻ったということになります。12月までのクリニックの今後のスケジュールの詳細については追ってお知らせできるかと思います。私は少しは新しいクリニックを手伝うことにもなると思いますし、今までとは違う視点から子供たちのことを考えていけたらとも思っています。

どうぞ、今後ともクリニックともども私に対してもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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