どいキッズクリニック|舞鶴市浜の小児科・循環器小児科・アレルギー科

〒625-0036 京都府舞鶴市浜451-2

0773-62-0309

0773-62-0372

MENU

7月のお知らせ

7月5日は市の4か月検診のため午後休診です。午前と夕方は何時もどおりですので、よろしくお願いします。
コロナでの行動抑制が解除されて街は活気を取り戻しつつあります。舞鶴でもホテルは満室ということもあるようで、料金も少し高くなっているみたいです。この前京都に行ったら、四条河原町などは外国人だらけでした。

子供たちの間ではこの間あまり見られていなかった感染症―RSウイルス、アデノウイルス、溶連菌感染症、手足口病、ヘルパンギーナなどーが一度に増加してきています。通常なら小流行がくりかえしあって、ある程度集団免疫が保たれている状態がこの3年間で崩れた結果と考えられます。それに加えてコロナも徐々に増えているようです。「ようで」というのはつまり実態がわからないということです。確かに多くの場合症状は軽くなっていて、ほかのウイルス感染症と区別がつかないということはあります。定点での感染者把握となって本当はどんな状況なのかが把握しにくいとか、5類に格下げされたことで(まあそれは仕方がないのですが)検査が有料になったりしたため検査を受けない人が結構いるのだろうし、濃厚接触者という概念がなくなったことなどもあり、それらの複合的な理由で分からなくなっているのです。ただ明らかに感染者が増加していることは確かなので、今言えることは、皆さん自分で自分を守ることを心がけてくださいということになります。節度を持った行動とか、手洗い、できたらワクチン接種などいろんな努力をすることでトータルとして第9波を大きな波にならないようにしたいものです。当然ですが、いつまでもあらゆるところでマスクで顔を隠し、個人個人が分断されてリモートのみで生活しているところを社会とは言いません。そこで回っているのはchatGPTに代表される情報と経済だけであって、社会生活を営む上で重要な人間関係など望むべくもありません。とはいえ、医療施設や三密の場所でのマスクは感染予防に有効ですのでお願いします。

また12歳以上ですが、ゾコーバについては使用経験が積み重なってやはり有効な薬剤であることがわかってきました。ウイルス量が減ることが確認された多分唯一の薬というのは伊達ではなかったということです。いろんなこと―医療とはまた違ったことでもー使いにくい薬であることは変わりませんがこれも明るい材料です。

とにかく暑い日が続いています。毎年言っているようなことですが、今年は特別に暑さを感じます。とにかくまず、熱中症にならないよう気を付けてください。マスクをしていると熱中症になりやすいということは以前から言われています。マスクは感染予防のツールであってファッションではありません。またエアコンも節電注意報などが言われていますが、頑張って熱中症で入院したりしては元も子もありません。まずは自分の健康を守ってからの話です。急に暑くなったり、久しぶりに暑い環境で運動する場合には若いからなどと思わず気を付けてください。熱中症は予防が大切です。のどが渇いたとの感じがなくても早めの水分摂取を心がけてください。予防的な水分摂取にはいわゆる経口補水液(例えばOS-1など)がおすすめです。梅雨から夏にかけては湿度が高いため、室内でも熱中症の可能性が高いといわれます。乳幼児やお年寄りのおられる家庭では必要以上にエアコンなどの使用を控えないようにしてください。扇風機では予防することはできません。温度の設定や除湿にしてみるタイミングなどはいろいろのことが言われていますので参考にされてもよいかもしれません。知らんけど。子供や高齢者は症状を自覚するのが遅れるといわれます。重症化する前に対処できるように注意してください。

熱中症の症状は次のようなものです。
体が熱い
頭痛やめまいがある
吐き気がある・気分が悪い
手足がしびれるからだが・体がだるい
暑いのに汗が出ない
外出していて、これらの兆候があったら日陰で休んで、水分補給しても改善しなければ医療機関を受診してください。

また夏は、食中毒の季節です。まな板の手入れ、十分な加熱、食事の前の手洗いなど気をつけてください。それから冷蔵庫に入っていることで安心するのではなく、早めに食べきるよう心掛けてください。
それから夏は虫さされ、汗疹、とびひなど子供さんの皮膚症状の悪化しやすい時期です。スキンケアを心がけてください。水いぼに関しては最近ではプールに入ることを禁じる子供園・学校はまずないと思いますが、一応浮き輪やボード、バスタオルなどを共有することは避けてください。

TOP